今月（というか明日ですがw）
56歳になります。

ここ数年、自然と
「人生の終い方」を考えるようになりました。

これから先はできるだけ物を減らして
身軽になって、
最期は静かに消えていきたい、、、

そのために「減らそう」「軽くなろう」
という思いが年々強くなる一方で、

現実には、老いや病への備え、
災害や災難への心がまえや対策など
「備え」が必要になることも増えてきて、

そうか、「減らす」と「備える」を
同時にしていく必要があるのが
50代以降なのだなぁと気づいたのが
55歳を過ぎた頃でした。

削ぎ落としながらも、不備なく。
減らしながらも、豊かに。

そんな暮らし、そんな人生に、
この先はしていこうと、
気持ちだけは決まっていながら、

目の前の暮らしを
なかなか変えていくことができずに
１年近くもどかしい思いだった私に、
ついに神様はご褒美をくださいました！

これまで数年間にわたり
引きこもっていた息子が

やっと自分のしたいこと、居場所を見つけ
この春から、毎日笑顔で
出かけていくようになったのです。

本当の意味で「家で一人きり」で
「一人の時間にゆっくり考える」
ことができるようになり、

今後の人生にしっかり向き合う時間が
少しずつ取れるようになりました。

そして今日。

「どこに行くかも何日行くかも
　何も決めてないけど、行ってくる」
と、気の合う友人と２人、

行き当たりばったりの旅に出かけて行った息子。

図らずも、今日から数日、私はおひとり様！

息子は息子の、私は私の、
今を、これからを、人生を、
それぞれに見つめる時間がやってきたのです。

なんとも言えない解放感と
息子がここまで自分を取り戻したことへの
喜びがじんわり込み上げてきて、、、

今日が、私の第２の人生の、
本当の意味でのスタートなのだと
確信した朝でした。