ムスコネタに、たくさんの方からFB投稿へのコメントや
個別メッセージを頂戴し、有難い限りです。
実際にご自身も不登校のお子さんをお持ちだったり、
子育てに悩まれた時期があったりと、
実体験からのアドバイスや
具体的な機関・方法などについての
貴重な教えは、とても参考になります。
改めまして、
みなさま、ありがとうございます。
* * *
その中で、とある教育者の方がなさっている
活動やポリシーに関する情報を
シェアくださった方がいらしたのですが、
その内容で、ハッとしたことがありました。
子どもが親に求める愛情には2つあって、
それが得られないときに
問題行動が起こる、という考え方。
2つの愛情の1つは
「自分の望むことをしてほしいということ」
もう1つは
「自分の望まないことをしないでほしいということ」
というものです。
一見、「当たり前じゃん」という内容なのですが、
よーーーーーく考えると、
「当たり前のことができてない自分」を発見します
実際にムスコが登校しなくなった背景には
「好きではない、したくない勉強を
<オトナ>から何の理由説明もなく、
強制的にさせられた」
ことへの違和感・異議・反発があると、
本人自ら言っていたことも鑑みると、
この部分って
とても大きな要因なのかなって思います。
彼の言う<オトナ>とは、
われわれ親と、学校の先生、
その他全てのオトナだと言います。
学校の先生や
その他社会全体の<オトナ>はともかく、
いちばん身近な<オトナ>である、
わたし<母>や、彼の父親などから
彼が欲していた「説明」を
じゅうぶんに受けられないままに
「みんな行くんだから」
「みんなやるんだから」
のような流れで登校させられ、
勉強させられた、
ということのようです。
(まぁ、勉強する意味を説明を
求められたときに私なりに説明はしたし、
もっと細かく言うと、
行かなくなった理由は勉強以外にも、
部活のこととかあったんですけどね)
これは、先の
「自分の望まないことをしないでほしいということ」
には明らかに反するわけで、
そして、それが
「愛情が足りない」
「親からの愛情を感じづらい」
ということにつながるのであれば、
親の私が「良かれと思って」
彼に勧めてきたことやしてきたことは、
間違っていた、のかもしれなし、
もっと他にすべきことがあったのかも、
ということにもなります。
そして、今回ムスコが
「勉強してみたい(=進学について動き出してみたい)」
「今と環境変えてみてもいいかも」
と思った背景には、
もしかしたら
何らか、その「愛情受理」に関して
これまでとは違った感触を得たとか、
時間をかけて癒えてきたとか、
はたまた
「自分の望むことをしてもらえて」
満足した、安心した、
<親><オトナ>への信頼のレベルが
少し上がった、、、
などの心境の変化があったのかも、
と思い至ったのです。
* * *
この教育者の方の持論については、
まだ私も
さわり部分をザッと読んだだけなので
全貌を知ったわけではないのですが、
その範囲で
ちょっとハッとしたことだったので、
自分の中で少し考えてみた次第です。
そして、これとは別で、じつは、
これを読む前から、
ムスコのとある「変化」に気づいておりまして。
「食欲」についてです
7月中旬くらいから、
ムスコの食欲が増幅していたのです
正確に言うと
「好き嫌いなく何でも食べるようになった」
という方が合ってるかもしれません。
7月中旬、私が運動と食事改善を始めて
食卓に上るものにも
今一度気を配り直し始めた、ちょうどその頃からです。
・野菜を増やした
・肉や魚は量は変わらずだが調理法を増やした
・副菜を増やした
・できるだけフルーツを添えるようにした
・切り方に気を使うようにした
など、、、、
デキる母ならフツーにやっていることでしょうけれど
それまでの私は、できてませんで
食生活見直しにあたり、
せっかくならできる限り「本気」でやろうと思って、
なんとか頑張っているつもりなのですが、
もしかしたら、その気持ちがムスコに
多少なりとも伝わったのかなって
(急にハートマークw)
それまでは、
きらいな野菜はほとんど残す、
副菜も「お腹いっぱいだから」とか言って、
ナニゲにあまり好きなものじゃないのを残す、
という傾向が顕著だったのが、
ここ1ヵ月ほどはなくなりました。
本当なら好きじゃないはずの野菜や食材も含め
毎回ほぼ完食します。
私は当然うれしいのだけど、
それ以前に「なぜそうなったのか」に興味があり、
つい聞き出そうという衝動に駆られますが、
それは今んとこ、セーブw
(そのうち、さりげなく訊いてみたいケド)
で、勝手に
「アタシのがんばりが伝わった、評価された」
ということにしていますw
毎回べつに
「おいしくなぁ〜れ」
とか呪文を唱えたりはしてないけどw
前よりも確実に丁寧に作るようになったと思うし、
盛りつけや配膳にも気を配るようになったと思う。
そういうのって、伝わるよな、って
なんとなく思っていたから。
親のワタシが言うのもナンだけど、
ムスコは、とても美意識が高く
「見た目」を重視するタイプ
(面食いなのかどうかは知らないw)
食事に関しても、
もしかしたら、味そのもの以前に、
アタシの仕上げや盛り付け、配膳などが
彼の意には沿っていなかったのかもしれない。
食べられるだけでも感謝しろ、
そこまで気を使う必要ない
って言う意見もあるだろうし、
「迎合」しすぎ
っていう指摘もあるかもしれない。
でも、冒頭の
「自分の望むこと」をしてもらったときに
愛情を感じる、問題行動がなくなっていく
という理屈に照らし合わせるなら
大いにありうる変化なのかな、と。
繰り返し、あくまでもこれはウチの場合。
ウチの子のケース。
いろんなことがたくさんある中での、
ごくごく小さな、一つの局面。
愛情の感受ポイントは人それぞれ違うだろうし。
よく食べるようになった事実についても、
ニワトリが先かタマゴが先かで、
彼自身のエネルギーレベルが上がってきたから
よく食べるようになった、のかもしれないし。
まぁ、どちらでもいいと思います。
その子が元気になるのなら。
* * *
たまたまシェアしていただいた
あくまで、一つの説に沿って考えた場合の
あくまで、我が家の、一つのケースだし、
とてもとても断片的な事柄かもしれないけど、
そんな断片的な小さな要素が
たくさん寄り集まって
一人の人間も、家族も、社会も、
形成されているのだろうと思うから、
小さな一片を拾い上げて拡大鏡で見てみることは
案外、次につながっていく「線」を見出すことに
なるのかもしれないなぁと思います
さ、今日も、ムスコが完食するご飯を作ろう〜