ムスコの不登校のことをFacebookやブログに書き始めたのはいつ頃からだったろう?
それこそ私が子どもの頃は「登校拒否」なんていうと世間から白い目で見られて親は大変だったろうけど、今やクラスに1〜2人くらいは存在するし、何より本人は「行きたくない」と言ってたって本当は「行けるものなら行きたい」のだし、それができないから苦しいわけで。
我が子が苦しんでいたら、それを何とか癒したい、回復させたいと思うのが親というものだし、それが家庭内だけじゃ無理な場合は学校や社会に協力を求める。協力を仰ぐには、現状をありのまま開示しないとね……
そんなシンプルな理由で、私は別に隠さなかったし、機会があればどんどん「うちの子学校行ってないのよ」と話してました。
優秀なコンピュータだってたまにエラーになるんだもん、生身の人間ならなおのこと、使いすぎて壊れたり、強制終了したりするよね……みたいな感覚で。
そうすると、かつて同じように悩み、苦労された親御さんや、実際に不登校を経験された方々からご連絡をいただくようになり……いくつものご家庭から、貴重な体験談やアドバイスをいただきました。
そして、そんなことも含め私がオープンにして言ったり書いたりしていると、今度はどこからか「私も実は…」「ウチの子も…」という“現在進行形”の方が何人も現れて、個人的に電話やメールでお話しさせていただくようにもなりました。
もっとも、私は医者ではないので治療はできないし、カウンセラーではないのでその人に真に必要なことをピンポイントでアドバイスできるわけでもないけど、
我が子が不登校だということを後ろめたく思わなくていいんだ、オープンにしていいんだ……そう思って気がラクになる人、そして自分の家庭のことも誰かに話して心が軽くなる人……
そんな人が一人でも増えるなら、私は本当にうれしいし、一家庭の至極プライベートなあれこれを晒すことは時に躊躇もしたけど、書いてきてよかったなぁと心から思います。
自らを開けば、必要な扉が開き必要な情報が入ってくるし、助けを求めれば、必要なサポートも与えられる。ムスコのことだけでなく、あらゆることに共通してるなぁと実感した3年間でもありました。
今は、学校に行かないこと自体もだんだん理解されてきているし、学びの環境もじつに多様化してたくさんの選択肢があるので、うちのムスコは恵まれた時代に不登校をやったんだなと思うけど、
それでも10代のまだまだ未成熟な少年がまるまる3年間、友達とも会わず社会と隔絶されて過ごす(まぁそれも自らの選択といえばそうなんだけど)というのは、いったいどれほどの苦しみだったろうと、想像してもしきれません。
まる3年、公立中学校で不登校をやって、今は通信制高校に進み、外に向かって自分をどう表現・発信しようかと日々あれこれ考え、楽しんでいるムスコの変化を見て、
彼の3年間のがんばりを改めて誇らしく思うと同時に、この先もまたデコボコ道はあるだろうけれど、その時その時、デコとボコにうまく沿いながら人生という乗り物を乗りこなしていってほしいなと願ってやみません。
ちょっと疲れたなーというときは、無理せずエラー画面を出せばいい。時間が経てば自然に解消することもあるだろうし、誰かが手を差しのべてくれるかもしれないからね。
そして、母はこれからも、暑苦しいぐらいのエールをムスコに送り続けますw
真正面からだとイヤがられるだろうから、柱の陰からそっと。。。笑
先日遭遇したYouTubeのエラー画面、かわいい!