息子の小学校卒業式から一週間。
観てきました、3度目のライオンキング。
別にミュージカルフリークでも、劇団四季会員でもないのだけど(笑)、
なんだろう、子どもも大人も「また観たい」って思う魅力がある舞台。
そして、我々親子にとっては、ちょっと特別な思い出が詰まった舞台でもあり。
長くなるのでここでは省きますけれど、1回目を観た1年生の冬は、
息子がメンタルも身体もズタズタになり、それはそれは大変な数ヶ月で。
息子本人にとってはもちろん、親にとっても、いつまでこの辛い状態が続くのか、
出口の見えないトンネルを延々歩いているような日々でした。
そんな最中、その日は奇跡的に体調がよく観に行けたので、感激もひとしおで。
(でも、見終えた瞬間、また調子が崩れて倒れこみ、
観劇代と同じくらいの料金を払って家までタクシー)
その後体調は回復し、5年生になって2回目を観に行ったとき、
当時の思い出が一気にフラッシュバック。
私は、オープニングから号泣、、、というありさま。
そして、今回の3回目。
多少の予測はしていたものの、、、
ああ、またしても、最初から涙の大量流出!
登場する動物たちが、舞台袖から、通路から、テーマソングとともに
いろんな所から現れて「わぁーっ!」と盛り上がり、
どちらかと言えば、観客もワイワイガヤガヤする空気なのに、、、
私ときたら、ハンカチ片手にハラハラとw
あのタイミングで泣いてるのって、たぶん、いやほぼ100%、私だけw
ライオンキング鑑賞が、
我が親子の苦難克服物語と完全にかぶってしまった結果ですね、笑。
(今だから笑えるけども、当時はそれはもう。。。)
でも今回、これまでとは違うことがありました。
3回目の鑑賞を終えた帰り道、
なんだかフッと気持ちの軽いワタシがいたのです。
なんだろう?この感覚。。。
しばらく考えて、湧き上がってきた言葉。
「母、卒業(但し、第一次)」
劇中、ヤングシンバが苦難・ハプニングを乗り越え大人になり、
そしてプライドランドの王様になり、
生命の循環をつなぐ過程を見届けたからなのか、なんだかワタシまで、
「子は子で育つのさ。私の母業も、今日で一区切り」と、
妙に吹っ切れてしまったというか、勝手に吹っ切ったというか、、、笑
なんだかストンと腑に落ち、
心の中で「母の卒業式(但し、第一次)」を執り行いましたw
まぁ、まだこれから中学生ですのでね、完全卒業とはいきませんで、
「第一次」って感じかなーと。
それでも、気持ち的には図らずも大きな節目となり、
明日からの4月、今までとはまた違ったスタンスで息子とも向き合えるかなと、
そして、私は私で、プチ・新しいスタートを切らせてもらいますよ(←宣言w)と、
ちょっと楽しみな3月末日です。
(お願いだから、自分のことは自分でやってねーw)